えぼぐの神様N

カメラを止めるな!で広がる感染、製作費はなんと300万円

 

ãã«ã¡ã©ãæ­¢ãããªã製ä½è²»ãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

f:id:evo-kajiro:20180910225542p:plain

あんパンを食べたと思ったらカレーパンだった。

 

低予算作成で凱旋上映が行われるゾンビ映画があるらしい。

カメラを止めるな!の話を初めて聞いたときは

和ホラーの歴史が変わるかもしれない、と思ったのを覚えている。

 

思うと、日本のゾンビ映画で有名どころは本当に少ない様に思う。

 

漫画原作のアイアムアヒーローが近年で一発あてた位で、それまでの和製ゾンビ映画Zアイランド(任侠版バイオハザード)だったりバナナマンの日村が主演の新選組オブザデッド(主人公の名前が屑山下衆太郎)くらいしか見たことがない。

 

バイオハザードは日本発といえば日本発なのだが

もし日本発、登場人物が全員日本人のバイオハザード(劇場版)が

あったとしたら、断言できる、絶対事故る。

バイオハザードの続編が危ぶまれるレベルで事故る

 

うちら零とSIRENの実写映画のこと忘れんから!!

 

------------ーーーーー

恐らく、カメラを止めるな!を見に行った層の

大体のあらすじへの理解はこういうものだと思う。

 

ゾンビ映画を撮影している一団が、

本物のゾンビに襲われる戦慄のパニック・ホラー」

 

正直魅力に欠ける、よくある話 である。

 

禁忌を破って入っちゃいけないところへ入りました、

案の定化け物に襲われました。

なんらかのヒントを経て化け物を倒すなり逃げるなりする。

日常に戻り安堵する主人公、そこに実は生きてた(追ってた)化け物の陰。

不穏な空気を残しながらカメラを引いて終わり。

 

何百回と見たようなプロットさえも思い浮かびそうな設定、

正直凱旋上映をするような映画とは思えなかった。

 

「この映画の何がよくてここまで売れているんだ?」

そう感じた人は自分だけではないだろう

そして、その疑問は知的好奇心になる。

 

よく言えば新進気鋭、悪く言えばトーシロの監督の作った低予算映画

そんなインディーズ感とは裏腹な好評価の嵐

極めつけの凱旋上映によって起きた「なぜ?」の疑問が

 

まるでウイルスの様に感染し、人は各地でふらふらと劇場に集ったのだ。

 

------------ー------------ー

 

また、あまりネタバレがなされなかった事も、

この映画の成功の片棒を担いでいる気がする。

 

この映画には仕掛けが隠されている。

それを知ってみるのと、知らないで見るのとでは恐らく

天地ほども感じ方に差があるだろう

 

 

近年のネットリテラシーというか、

作品を楽しむため水面下で行われてきた

「ネタバレ自重」の啓蒙活動は

ここまでのものになったのかと驚かされた。

 

肝心の内容については、自分自身の目で確かめてほしい。

いや、逃げとか書くのが面倒になったとかそういう理由ではなく

この作品のネタバレをネットに流すという行為が

一人の映画好きとしてあまり好ましくない気がするのである。

 

ただ一つだけ言えることは

あんパンを食べたと思ったらカレーパンだった。

ということ、それと

カレーパンはカレーパンで美味しいよ、ということくらいである。

 

追記

 

カメラを止めるな!の製作費は300万円

比較として、日本トラウマ界屈指の名作

実写映画デビルマンの製作費はおよそ10億円

 

カメ止め=0.003デビルマンである